まつろぱれっと 感想
今回は知り合いから勧められてプレイした、「まつろぱれっと」というゲームの感想です。
普段スマホゲーはやらないのですが、全体のコンパクトさもあって一気にクリアできました。

少女の肖像画が描かれたいわくつきの絵画。その絵画の世界に閉じ込められることで物語は始まります。
プレイヤーは少女から出されるお題をクリアしながら、絵画の世界からの脱出を目指します。

ポイント&クリックで、色々な場所を調べて絵のモチーフを探します。
少女が出してきたお題に沿うモチーフを選択して、キャンバスの上に絵を描きましょう。
この際、色も選択でき、モチーフが合っていても色が少女のお眼鏡にかなわないとゲームオーバーになります。

最初は本当にモチーフと色を選んでいくだけなのですが、ストーリーが進むにつれてお題が凝ってきて面白くなっていきます。
中には絵画という要素をうまく使ったギミックもあり、思わずなるほどな、と唸ってしまいました。

ストーリーもゴシックな世界観にほどよい不気味さがあり、引き込まれるものがありました。
個人的に特に面白かったのは、プレイ中に少しずつ更新される、過去に絵画に囚われた人たちが残した記録です。
謎解きのヒントになっているだけでなく、記録を残した人の人間性が透けて見えていて、毎回更新されるのが楽しみでした。

ゲームの面白さとは別口になりますが、広告の打ち方がうまいな、と思います。
ゲーム中、画面下に小さく出ているもの以外では、ゲームオーバー時にリトライを選択するために広告を見る必要があります。
私だけかもしれませんが、ミスってゲームオーバーした結果のペナルティなので、ここで広告見せられるのがほとんど気にならなかったんですよね。
一回プレイが途切れている分、変に合間に挟まれるより集中も阻害しないですし、とてもいい広告の打ち方だと思いました。

ビジュアル面の印象から受けたものを裏切らないゲームでした。
ストアのページを見て、惹かれた人にはぜひプレイしてもらいたいです。
さっくりできるポイント&クリック形式のノベルゲームをやりたい人にもおすすめ。
以上、お読みくださりありがとうございました。
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