DEX 感想

今日はNintendoSwitchの「DEX」の感想です。

2037年の近未来を舞台に、サイバーパンクな世界観を描いた横スクロールの2Dゲーム。

全クエスト、とまではいきませんがエンディングまではたどり着いたので感想を。

最初に書いてしまうと、個人的な印象としては佳作です。


ストーリー

物語は、主人公「デックス」が謎の組織に命を狙われるところから始まります。

謎の人物「レイキャスト」の指示を受けて命を拾うデックス。

その後も謎の組織から逃れるため、レイキャストの指示に従って戦いを続けるデックスですが、やがてその戦いは彼女自身の真実と、世界の命運を賭けたものへと移り変わっていきます。

サイバーパンクな世界観がもとになっているだけあって、物語もインプラントがどうこう、監視AIがどうこうといういかにもな話題で進んでいきます。

舞台が「ハーバー・プライム」という都市に限定されているため、物語の規模の割に行動範囲は最後まであまり変わりませんが、サイバーパンクな世界観に興味がある方なら、問題なく最後まで楽しめるストーリーだと思います。

ただひとつ、大きな問題がありまして……。

翻訳がひどい。

最初は機械翻訳かこれは? と思いました。それくらい、とにかく適当に単語を訳しただけ、みたいな日本文が多いです。

のちに、あまりの誤字脱字の多さに、これは機械翻訳じゃないな、と思いました。でもあまりに多いので、これなら機械翻訳のほうがましだったのでは、まであります。

誤字のせいで日本語として意味が成立していない文章もあり、翻訳の質の悪さのせいで集中力を削がれることしきり。

アクション

公式では「2DアクションRPG」と、銘打たれているのですが、そこまでアクション要素は感じませんでした。

  • ボタンを押して殴る
  • 銃の射線を合わせてボタンを押す

戦闘における要素がこれしかなく、あるならやるが、ないならないで問題ないレベル。

スキルレベルを上げるとできる攻撃や、使用できる銃が増えるのですが、大きな変化は感じず。

ステルス要素もあるにはあるものの、ステルスしても一撃で倒せない敵がいたり、添え物感があります。

そして一番の問題として、「AR」が強すぎる。

主人公のデックスは、なんの端末も用いずにオフラインで電脳にハッキングができる、という特殊な能力を持っています。

おそらくこれを再現した能力がARだと思うのですが、これを使うと、マップにある監視カメラや監視銃(正式名称はわからず)はもちろん、敵もハッキングすることができます。

監視カメラは無効化、監視銃は敵を攻撃するように。そして、敵は一定時間行動不能になります。

行動不能中の敵は、ステルスによる一撃死はもちろん、それができない敵も自由に殴れます。

殴ると敵は再び動けるようになりますが、ARは使用になにもコストがいらないので、使い放題です。

攻撃するたびにARでハッキング、という手間はありますが、これが強すぎてずっとこの方法で戦闘は終わらせてました。

後述するハッキング(ARのハッキングとは別)や探索のことを考えると、戦闘用のスキルは優先度が低いのもあり、アクションがやっぱり添え物感が強かったと思います。

ハッキング

ARによるハッキングとは別に、直接データ端末に接続して、電脳空間で操作を行うことができます。

ツインスティックタイプのシューティングゲームの始まりです。

マップ上に存在する敵の種類をちゃんと記憶して、適切な武器を使用しないと効率的に倒すことができず、こちらは結構プレイしていて面白かったです。

スキルレベルが低かった最初こそ、「なにこの数の暴力ギャー!」とかなっていましたが、特殊なショットを覚えたりスキルレベルが上がってくるとちゃんとクリアできるのが、達成感を感じられました。

戦闘用のスキルと違って、レベルが上がった恩恵をはっきりと感じられるのがよかったです。成長の実感。

最悪、スキルレベルが低くてもアイテムを買い込んでゴリ押しすることができるのも、結構いいバランスになっていると思います。

アクションとは違ってこちらはストーリーを進めるうえで必須になってくるので、探索のためのスキルを手に入れたら優先的に上げるのがいいと思いました。

探索

このゲームの一番面白いところ。

戦闘もハッキングも、すべてはこのためにある……と思います。

舞台となるハーバー・プライムはプロローグを終わらせると全てのエリアに行くことが可能になり、エリアの各所ではサブクエストを抱えたキャラクターたちが待っています。

このサブクエストを達成するためにマップを探索したり、スキルのレベルやインプラントによる強化を行って探索個所を増やしていくのが楽しかったです。

最初どうやって行くのかわからなかった場所が、インプラントで強化ができるようになって「もしかして?」と思って試したときに行けたのは達成感がありました。

サブクエストをこなすためには、「アンロック」や「AR」などの探索用のスキルが必須になってくるので、優先的に覚えるのがよさげです。

サブクエストをこなしていくと経験値を取得でき、レベルも上がって結果としてより多くのスキルを覚えられるようになります。

しかし、そんな楽しい探索にも問題が。

ロードが、長い。

DEXでは、エリアを移動するたびにロード時間が入るのですが、このロード時間がなかなかに長いです。

普通にプレイする分には気にならないレベルだとは思うのですが、クエストをこなすためにエリアからエリアに移動したり、何度も同じマップに移動することになるときなど、途端に煩わしい。

探索のためにエリア間を移動することは決して珍しくないので、ここはどうにかしてほしかったです。


以上、DEXの感想でした。

総評としては、ちょこちょこ気になる部分はあるものの、手ごろにまとまっているゲームといったところ。

手軽にやって、手軽に楽しむのにちょうどいいゲームだと思います。

ちょっと軽い感じのゲームがしたい、という方はぜひプレイしてみてください。

お読みいただきありがとうございました。