NG 感想
今回は「NG」の感想記事になります。
エクスペリエンスの心霊ホラーシリーズ、その二作目。
NintendoSwitch、PS4、PSVitaで発売されており、今回私がプレイしたのはSwitch版になります。

ストーリー
主人公は腕っぷしが自慢の不良少年(名前変更可)。
目の前で消えてしまった少女を救うため、怪異が巻き起こす命がけの遊びに巻き込まれていくことになります。
基本的には、各章の頭で怪異の名前が提示され、その怪異を退治するべく動いていくことになります。
最初こそ怪奇現象に翻弄されるだけの主人公ですが、各章の中で徐々に伏線を積み上げていき、最終的に元凶と対峙する展開は非常に盛り上がりました。
前作、「死印」でもそうでしたが、ストーリーの組み立て方はとても巧みだと思います。
各章のストーリーもしっかりと練られており、怪異や犠牲者たちのバックボーンを知ると「安らかに眠ってくれ」と思わざるを得ません。
特に私が面白いと思ったのは、タイトルにもなっている「NG」という言葉。
この言葉には非常に多くの意味が盛り込まれています。
ぜひプレイして、その意味をご自身の目で確かめてみてください。
システム
テキストを読み進めるアドベンチャーパート、マップを移動し気になる個所を調べていく探索パートの二つを繰り返すことでゲームは進行します。(どちらのパートも私が勝手にそう呼んでいるだけですが、便宜上これで統一させていただきます)

アドベンチャーパート。前作こんなに理不尽な選択肢多かったっけ……?
選択ミスったら一発ゲーム―オーバーな選択肢が結構多く、しかもノーヒントのものも多いです。
一応それっぽいこと言ってくれていた気もするのですが、私の理解力ではほとんど総当たり状態でした。
選択肢手前からやり直せるので大幅に戻ってしまうとかはないのですが、必ず演出込みになるので何度も間違えてしまうと気になるやもしれません。
探索パート。いわゆるポイント&クリック形式のものです。
画面上でカーソルを動かして、気になるところでボタンを押して調べましょう。時にはアイテムを使ってギミックを解除していきます。
調べられるところは光るので見てわかりますが、たまにその光が見づらいです。
前作は白で統一されていて見づらかったのでその反省で黒く光る個所とわけられたようですが、暗い場所で黒く光るところがたまにあって、なんのためにわけたんじゃい、ってなりました。
不満点はそれくらいで、ポイント&クリックのゲームをプレイしたことがある人ならばすんなりなじめると思います。
バトル
各章の最後、怪異とのバトルがあります。いわゆるボス戦です。

とは言っても戦うコマンドを選んでダメージ、と言ったものではなくターンごとに変わる状況に対して手に入れたアイテムを使って対応するものになります。
ボス戦の勝利には、浄化とデストロイの二種類があり、デストロイだと怪異の怨念を完全に取り除けなかった、ということで仲間が死にます。
仲間の生存はエンディングにも関わってくるので、ベストエンディングにたどり着きたい人は頑張って全員生存を目指しましょう。
浄化勝利を目指すためには、その章で手に入れた怪異の情報をフルに駆使する必要があります。
ボスがなにを求めているのか、どうすれば救えるのか。
現在の状況と、手元のアイテム・情報をにらめっこしながらうんうん悩む時間は、このゲームの最も面白いところです。
ぜひ、あなたの知恵を駆使して、怨念に苦しむ怪異を救ってあげてください。
私は無理でした。
以上、NGの感想でした。
ちょっとヒントが正確に読み解けなくて詰まったり、情報を見落として詰まったりはありましたが、そんなのを吹っ飛ばすくらい後半で積み上げられた伏線が回収され真相が明らかになっていく展開は楽しかったです。
クリアにそこまで時間が掛かるゲームでもないので、気になっている方はぜひプレイしてみてください。
お読みいただきありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません