死印の感想、になれなかったなにか

面白さと時間の喪失で天秤を取るのって難しいですよね……。

社会人になってからだいたい10年。

実感として、労働に時間を取られていて自由にできる時間が減った、と感じるようになりました。

在宅勤務に移行してくれたおかげで通勤時間はなくなったので、その分は浮くようになったのですが、それでも平日休憩時間も含めて9時間は会社に拘束されていると考えると、平日はあまり自由な時間はないですね。

妙な冒頭から始まりましたが、「死印」をクリアしました。

EXPERIENCEが手掛ける心霊ホラーシリーズの第一弾。

心霊ホラーの名の通り、”恐怖”を様々な手段で表現した本作。

3D要素のないゲームですが、だからこそ2Dのグラフィックに注力されており、随所に挟まれるスチルでは恐ろしさだけでなく美しさも感じさせる、独特の表現がなされていてとてもよかったです。

恐怖の土台となるストーリーも素晴らしく、名前すらも覚えておらずなにもわからない主人公が、境遇を同じくしたその場限りの仲間たちと、正体不明の恐怖に挑んでいく様は、思わず時間も忘れてプレイしてしまうほどでした。

映画などでありがちなびっくりするようなホラーではないですが、じわじわと恐怖がにじり寄ってくる気配を感じることができると思います。

すでに発売されている心霊ホラーシリーズ二弾目の「NG」はもちろん、2021年夏に販売が予定されている三弾目の「シビトマギレ(仮)」もぜひプレイしたいと思いました。

ここで冒頭の文章に戻るのですが、今回「あまり時間を使わずに攻略したい」という思いから、実は最初から攻略サイトに頼ってプレイしました。

結果、必要最小限の時間でプレイすることができ、仕事の合間に手早くクリアすることができて、時間という面では大満足です。

ですが……その結果、「自分で考えて謎を解いていく楽しみ」を犠牲にしてしまったな、と。

「死印」では各所でのギミックはもちろん、各章最後のボス戦がその章で手に入れた情報やアイテムをすべて駆使して、正しい手順でボスを倒さなければならないという、謎解きそのものの構造になっています。

クリアしたあと、ここで頭を捻ってプレイしていたらもっとこのゲーム楽しめていたんだろうな、と考えるとちょっともったいない気分になりました。想像以上に面白かっただけに。

という、自分のちょっとしたプレイスタイルの選択から、心の底から「死印面白かった!」で終われなくなった悲しき記事でした。

ゲーム自体はとても面白かったので、興味を持った方はぜひプレイしてみてください。

お読みくださりありがとうございました。