シンキング・シティ チャールズ・リードの冒険⑫
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で、出だしが思い浮かばない……!
シンキング・シティです。
サブクエスト「運命の人」をプレイします。
今回全体的に不快な展開なのでお気をつけください。

消えた妹を探して
警察署で出会った男ジェイコブ・タッカー。
彼は精神病院に入院していたはずの妹を探していました。
唐突に姿を消した妹は、なぜか精神病院のものに聞いてもそんな患者はいないと取り合ってもらえなかったようです。
たったひとりの家族を失い途方に暮れるジェイコブの頼みを請け負い、チャールズは妹探しに乗り出します。
精神病院でのミス
精神病院でジェイコブの妹のことを聞くと、そんな患者のことは知らない、と予想通りの返答が返ってきました。
病院内を調べる許可をもらったチャールズ。
早速もっとも資料があるであろう部屋へと向かいますが、当然のごとく鍵がかかっています。
しかたなく病院内で聞き込みをしていると、入院患者のひとりエドナがなぜか部屋の鍵を持っていました。

銃弾と鍵を交換する、という取引を彼女と行い、なんとか部屋へと侵入したチャールズ。
ジェイコブの妹の情報こそ見つかりませんでしたが、イニシャルを同じくする誰かがとある工場へと移送された資料を見つけました。
これだ、と手ごたえを得たチャールズの耳に、突如として銃声が届きます。
慌てて外に出ると、二人の患者が撃たれて倒れていました。そのうちのひとりは、チャールズが銃弾を交換する取引を行ったエドナです。
銃弾を手にした彼女は、持っていた銃を戯れに発砲してしまったようでした。
かわいそうなことをしてしまった、とチャールズは胸を痛めます。
工場で見つけた狂気
胸は痛みますが、チャールズは足を止めるわけにはいきません。
市役所で調べた工場の住所に向かいます。
工場にはおびただしい血の跡が残っており、ここでろくでもないことが行われていることをチャールズに予感させました。
調査を進めていくと、チャールズの予感を上回るとんでもない事実が明らかになります。

どこからも食料を調達できなかった精神病院では、あろうことか患者の肉を缶詰にして食べていたのです。
ジェイコブの妹は、そんな缶詰にされた哀れな患者のひとりでした。
とんでもない狂気を目の当たりにしたチャールズは、逃げるように工場を後にしました。
報告
調べるべきことは調べました。
報告のために警察署に戻るチャールズの頭の中では、ぐるぐるとある葛藤が渦巻いています。
それは、ジェイコブに真実を打ち明けてしまっていいのかということです。
自分の妹が食べられた、などという真実を告げることが、ジェイコブのためになるとはどうしても思えませんでした。
悩んだ挙句、チャールズはジェイコブに嘘をつくことにします。
精神病院に魔術教団KKKが押し入り患者を殺してしまった。精神病院ではこの残酷な事実を打ち明けられず黙っていた、というものです。
よかれと思ってついた嘘でしたが、これはチャールズにとって思いがけない結果を生んでしまいます。

すでに破れかぶれになっていたジェイコブは、あろうことかカルト教団に乗り込んでやると警察署を飛び出してしまったのです。
止める間もなく、チャールズは遠ざかっていく背中を無力に見送ることしかできませんでした。
まとめ
全体的に後味の悪い話でした……。
病院で「ひどい……誰かがエドナに銃を与えて……」というセリフがあるのですが、少なくともゲームをプレイする限り、チャールズが渡したのは銃弾のはず。
むしろこちらが、なんで精神病患者に銃を持たせているんだと言いたい。翻訳のミスだったりするのでしょうか……?
その後の展開も悲惨ですし、なにか選択肢を変えていたらここまでひどくはならなかったのかも気になります。
ただ、全体の後味の悪さのせいで再度プレイする気にならないです……。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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